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春学期のオンライン授業を終えて

「皆さん、おはようございます。

先生の声が聞こえましたら、チャットに書いてください。」

いつもの第一声の後、パソコンの画面上に、「聞こえています」というメッセージが絶えず

上がってきます。学生が出席しているという安心感と、出席しているのに顔が見えないという

寂しさの両方を感じながら毎回授業に取り組んでいます。

             「皆さん、先生の声が聞こえますか。」

思えば、新型コロナウイルス感染拡大の影響で4月中旬からオンライン研修会に参加したり、

参考書を読んだり、遠隔授業のスキルを高めてきました。現在、私のオンライン授業は、

課題提出型、オンデマンド型、リアルタイム型を含む、いわゆるハイブリッド型オンライン講義となっています。対面できないデメリットがあるものの、オンラインしかないメリットもあります。例えば、「授業スライドは目の前に投影されるので学習しやすい」「通学時間がなく、出席率が

よくなった」という学生側のメリット。「授業中で回答してもらったアンケート結果をその場で

学生と共有できる」「学生からの質問やフィードバックが通常の対面授業より増えた」、という

教員側のメリット。

私のリアルタイムオンライン教室の背景は、ペンギンと牛の画を使っています。

大学のキャンパスで授業を受けられない学生へのメッセージを込めて用意したものです。

        Be First Penguin: チャレンジ精神を持って

ペンギンは「Be First Penguin」を意味しており、未曾有の状況の中で、天敵の潜む海に一番

最初に飛び込んでいくファーストペンギンのようにチャレンジ精神を持って、教員とともに

良いオンライン授業を創っていこうと。また、ゆっくりでも良いのですが、牛のように一歩一歩

前へ進めて行けば、必ず耕された後の成果が見られるという諦めない精神を持ってほしい、

と学生に伝えています。

            牛のように一歩一歩前へ:Never Give-UP

後期も残念ながらオンラインになる可能性が高いです。その時、またペンギンと牛の画を飾りたいと思います。


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